確定申告の事前準備の準備をする

2023年2月7日火曜日

2023/02/14

確定申告手続き

何を言っているのかと言われそうですが。

いよいよ確定申告の時期ですね。

マイナポータルを使ったe-TAXが便利ですが、このマイナポータル、確定申告の時期には「確定申告の事前準備」というページが出現します。

ただ、この事前準備、いきなり行くと「あれ、なんだっけ」ってしているうちに何度もログインが必要になったりするので、あらかじめ準備をしておくのをおすすめします。

事前準備の準備、おさらいしましょう。

e-TAXとは

今更ですが。

税務署へ行かずに確定申告を行うには、確定申告書等作成コーナーがあります。

ここで作成した書類を印刷して税務署に送付することも可能ですが、そのままオンラインで提出するのがe-TAXを利用します。

この時期、税務署近辺は混雑するので、時間を問わず書類が作れるのは良いですね。

そして、このe-TAXの利用にマイナンバーカードが必要です。

コンセプトはいいんですが、いかんせん国が作ったシステムなので連携させるまでがちょっと手間……

ということで、スムーズな手続きの仕方を紹介していきます。

オンライン申請のシステム

まずは概略から。

確定申告で必要な書類は

収入を示すもの：源泉徴収票、取引報告書など
控除に必要なもの：保険料控除証明書、寄付金受領証明書、医療費通知情報など

です。これらの発行元は自治体や企業ですが、（健康保険を除いて）マイナポータルと直接連携することができません。

そこで、一旦民間送達サービスに情報を送り、そこからマイナポータルに情報を集めてe-TAXでまとめて提出する、という流れになります。

なので、個人的には末端の方から準備を進めていくのがおすすめです。

マイナポータルとの連携が可能か確認する

便利なオンライン申請ですが。

全ての企業がマイナポータルとデータの連携ができるわけではありません。

連携できる企業等の一覧はこちら（国税庁）。

大手企業は連携しているように思いますが、まずはご自身の使っている企業が連携しているか確認しましょう。

残念ながら連携していない場合は手入力が必要になるので、各種証明書は手元に準備し、5年間保管が必要です。

民間送達サービスのアカウントを作成する

それぞれの企業と民間送達サービスを連携させます。

一般企業は基本的にe-私書箱だと思いますので、まずはe-私書箱のアカウントを作成します。

e-私書箱：野村総合研究所

これはマイナポータルからでもいけます。

アカウント作成やログインにマイナンバーカードが必要なので、用意しておきましょう。

保険会社等と民間送達サービスを連携する

次に、それぞれの企業で電子申請の利用の手続きをします。

ここは正直企業によって違うので、FAQで「マイナポータルとの連携」などで検索してください。

流れとしては

利用者登録を行う（メールアドレスや証券番号、マイナンバー等の入力など）
（登録終了後）e-私書箱と連携する

の2段階になっている企業が多いようです。

また、利用者登録・手続きに数日かかることもあるようなので、早めに準備を始めましょう。

利用者登録が済めばメールが届き、そこに記載されているアドレスからe-私書箱との連携ができることが多いようです。

この連携の際にもマイナンバーカードを利用します。

一度手続きをしておけば、次年度以降は自動でデータをe-私書箱に送ってくれるようなので、以降は楽になりますね。

重ね重ねですが、各企業によって手続きが異なるので、各社のウェブサイトで確認しておきましょう。

医療費通知情報を受け取る

後でも良いですが、これも事前にやっておくと良いです。

マイナポータルで医療費通知情報を受け取るには、保険証との連携が必要です。

マイナンバーカードの保険証利用

マイナポータルでぽちぽちするだけで連携可能です。

連携だけしておけば、例年2/9以降に取り出しが可能になるので、そのまま「確定申告の事前準備」に進めます。

ただ、医療費通知情報には各窓口で支払った金額がそのまま記載されます。

また、医療費通知情報には含まれない情報もあるので、記載漏れがある場合、通知情報のみでは不十分な場合は別途明細書(エクセルファイル)の提出が必要です。

特に、保険金の支払いや各種福祉制度による窓口負担金の補助がある場合、補てん金の対象です。（領収書、振込証等の保管が必要です）

事前に一度内容を確認しておきましょう。

被扶養者の医療費通知情報を受け取る

生計を一つにしている場合は家族分の医療費もまとめて医療費控除とすることができます。

家族の医療費通知情報を受け取るには、代理人・委任者設定が必要です。

代理人とは：マイナポータル

それぞれマイナポータルの利用者設定が済んでいれば、マイナポータルから設定が可能です。

被扶養者が行う場合：代理人を設定する
扶養者が行う場合：委任者を設定する

を選択して相手のマイナンバーカードを読み取らせてください。

家族であれば基本的に全ての情報を代理人に委任して良いと思いますが、委任する側・される側で事前に確認をしておきましょう。

マイナポータルを利用しない場合は、言わずもがな、医療機関・薬局等で発行された全ての領収書から明細書を作成することになります。

事前準備の準備はここまで。

次回はついに事前準備！します。

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