もうすぐ9月ですね。
いつも忘れがちで、直前になって慌ててしまうのが、敬老の日。
皆さん何かしてますか?

私は毎年、実家にいる祖母にお菓子とかの贈り物を送っていました。
両親が共働きだったため、家のことはたいてい祖父母がやっていてくれて、それはもう今考えても感謝しかないんですが、人との距離感がうまくつかめない私は、実家を出てから何となく疎遠になっていて、遠くからものを送ったりするだけでした。

うちの祖母は年齢の割に比較的元気で、腰が痛いだの膝が痛いだのは言うものの、体も頭もしっかりしていて入院も胆石以来なし。
車の運転こそ控えるようになったものの(通院はまだ自分で行っているらしい)、バスやら新幹線やら地下鉄やら乗り継いで首都圏の兄弟のところに遊びに行くほど元気。
まぁそれはかなりレアケースで、他はすぐ息が切れるだの、旦那のほうも耳が遠くなっただの、認知症だの…
もうすぐ100の大台が迫っていたりもするわけで、見た目は元気だけど、いつ何があってもおかしくないのも事実。
ということで。去年思い立って、祖母4人を連れて近場の温泉に旅行に行くことにしました。

いろいろ突発だったこともあって、どうなることかちょっと心配ではありましたが、まぁ女の人集めておいて話が途切れるということはないんですよね。(私には信じられませんが)
温泉入ったり、ちょっといいご飯食べたり、ちょっと観光しちゃったりもして、まぁまぁ楽しんでもらえたのではないかと思います。

ありがたいことに、皆さんまだご健在で、「あれが最期の思い出…」などというさみしいことにはなっていないのですが、しかし、世の中はご存じの通り感染症が蔓延する事態。
当然高齢者は高リスク群なので(さすがに80↑に挿管したら抜けないことを覚悟するよね)、どこかへ連れて歩くことはおろか、そもそも会いに行くのも憚られます。
去年旅行へ行けたのは、奇跡だったなぁと感じています。

で。思うのは。
高齢者に限らず、今、この時間を過ごせているのは、当たり前じゃないんだなぁ、と。
いや、当たり前でもいいんだけど、いつまでも続くわけではない、ということ。
人並な感想だけど、何かしたいな、やりたいな、しなきゃな、と思ったことは、今実行に移さないと、後で後でと思っているうちに、できなくなっちゃうことも十分にあるよ、ということ。

やらない後悔より、やって後悔。