情報社会になり、日々の診療でのちょっとした困りごと・確認したいことや、レポート・論文作成でネットの海に潜ること、よくありますよね。

でも時間は有限。

ということで、情報検索に役立つサイトをまとめました。

※ここで紹介しているサイトは医学生や研修医など医療従事者を対象としています。また、内容の新旧については責任を負いかねます。

ガイドライン系

診療の強い味方、ガイドライン!
レポート作成にも手放せないですね。

Up to date

いわずもがな、なガイドラインまとめ。
救急や全身管理においてはまず確認したいところです。
基本的には有料ですが、施設によっては包括アカウントがあるので、自分の所属している施設で閲覧できるのであれば利用しない手はないと思います。
ただ、一部薬剤については国内未承認だったり、保険適応外だったりするので上級医に確認は必須です。

ガイドライン掲載サイトについてはこちらの記事もどうぞ

データベース系

レポートや論文の「出典」として。

また、患者さんへの説明の際にも活躍します。

がん情報サービス

国立がん研究センターが運営するがんに関連した情報を公開するサイト。
一般の人向けの情報だけでなく、医療従事者向けの情報、またがんに関連した統計情報も掲載されていて、論文や資料を作成するときのわかりやすさ・深みが増すので重宝しています。

国の統計データ

国が取っている統計(人口の推移や死亡率、死因統計など)もデータベースとして公表されていますが、データが粗雑で実際使うには処理が必要なので取りかかりとしてはおすすめしません。
データとしての価値は十分なので、論文などどうしても、というとき向けです。

論文系

症例報告を集めるなら、やっぱり論文。
困ったときは探してみるといいです。

医学中央雑誌

日本語の医学系論文を探すなら。症例報告でもよく使われていますね。
有料ですが、これも施設で包括契約していることがあります。
本文が読めるもの・読めないもの、また抄録等も載っているので、文献検索として使う場合には注意しましょう。

J-stage

日本語論文の総合的なサイト。医学系に限らないのが特徴です。
無料の論文も多く、検索がはかどります。