病気や出産時など、入院の持ち物ってどうしたらいいの？というあなたに。

基本的には「入院のしおり」など、病院からの案内に沿って準備しましょう。
それ以外にあったら便利なものやおすすめの持ち物、また持って行かない方がいい物について、病院勤務・入院経験の立場から紹介します。
予定入院や出産前などはあらかじめ準備しておきましょう。
緊急で入院になったときはまず身一つでも入院！あとから必要なものを揃えていきましょう。大抵の物は病院の売店で揃います。
下の目次はそのままリストとして使えますね。よろしければ。

忘れずに持って行くもの

入院の手続きに必要な書類

受診カード、保険証、誓約書など。
入院の説明時に渡されると思います。あらかじめ記入しておきましょう。
保証人の欄は「生計が別」な成人の署名が必要であることが多いです。予定入院の場合は早めに準備しておきましょう。

常備薬・お薬手帳

普段から内服している薬、サプリメントは必ず持参。
看護師もしくは薬剤師に報告しましょう。
また、入院中は他の病院を受診することができません。あらかじめ分かっている入院であれば、事前にかかりつけの先生に足りなくならないように処方して貰いましょう。

筆記用具

サインを求められることが多いので、ボールペンなど書類に対応できるものを。
印鑑は基本的には不要です。

持って行きたいもの

入院着・パジャマ

検査や処置の都合上前開きが便利。
汚れたときのことなどを考えるとレンタルが便利。

下着

洗濯は病院でもできるか確認。大抵はコインランドリーみたいな洗濯機がある。洗剤は持ち込むか売店で購入を。ボールタイプが楽だと思う。

面会などで洗濯を家の人にお願いするならそれまでの日数分を。


世の中にはこんな物もあるらしいですね。ただ、個室でなければ洗面台は共用であることがほとんどなのでそんなに出番はないかな？

下着の種類としては、あまり締め付けのきつくない物がおすすめ。
手術や処置があるなら前開きが着替えの時に楽。点滴してるときも。
ユニクロにお洒落な前開きの下着が売っている。


靴下

下着と同じように。石田純一派なら不要。

上履き・院内の履きもの

院内で履くもの。病院によっては踵のあるものを推奨している（転倒防止のため）。
入院の内容にもよりますが、地方公立総合病院では特に患者の動線が悪いので検査などの為にあっちに行ったりこっちに行ったりととにかく移動距離が長い。
クロックスやサンダル、スリッパよりは軽いスニーカーなどがいいかも。転びにくいものを！

タオル

バスタオル1-2枚＋フェイスタオルは最低限欲しい。
手術などの後、または痛みなどで動けないときはシーツの上にバスタオルを引いて、タオルごと患者さんを移動させることがあるので大きいタオルがあると喜ばれる。
洗濯の頻度などを考えて枚数を検討。これもレンタルがあれば便利。

洗面・入浴用品

シャンプー、リンス、石けんなどは備え付けがあるかないか確認。短期間の入院ならトラベルセット、2週間くらいならボトルで持ち込んでいる人も。バスケットなど水はけの良い物に入れて持ち運ぶか、きちんと水滴を拭き取ってからポーチなどに入れるように。
化粧水などは普段使っている物を持参。これも小分けにしていくのが吉。
その他　歯ブラシ、歯磨き粉、コップ、くし、ひげ剃り、洗面器　など。トラベルセットが無難。忘れても売店にある。
仕舞う前に水滴をしっかり拭き取って。
ドライヤーは備品対応かレンタルか持ち込み可か確認を。

ティッシュ

ボックスが楽。

イヤホン

大部屋でテレビを見るなら必須。そうでなくてもみんなスマホの音源聞くときに使うんでしょ？
でもテレビは多分Bluetooth非対応だから事前に確認してね(多分大丈夫だと思うけど)

携帯の充電器

忘れると地獄だけど多分売店にも売っている。

あったら便利なもの

マグカップ・タンブラー

院内に給湯器があるならマグカップの持ち込みが便利。
意外と乾燥しているので水分はこまめに取りましょう。蓋付きが安心。
(病状により飲水量が制限されることがあります。指示に従いましょう。)



保湿グッズ

リップクリーム、ハンドクリームなど。特に冬場は暖房が効いて乾燥しています。
こまめに手洗い→保湿しましょう。

羽織るもの

病室は冬でも暖房が効いているので薄着で過ごせる。病棟から出ると結構寒かったり。
カーディガンやストールなどあると院内の散歩の時に便利。
夏は夏で冷房効き過ぎるかもしれないし。風が当たるかもしれないし。寒がりならあると便利。

S字フック

ベッドサイドに袋やバッグをかけるのに使う。ベッド周りに必要な物を全て配置したい人向け。
ベッドにも依るけど手すり部分はやや太めなので大きめがいいかも。
荷物が少ない・入院が短い・身軽に動けるならあまり活躍しないかも。

小銭入れ、エコバッグ

売店で買い物する程度の小銭とペットボトルやお菓子が入る程度のエコバッグがあれば身軽に散歩できる。むしろお金は小銭入れに入る程度で十分。
コンビニが入っているならキャッシュレス決済がおすすめ。
(病状により病院食以外の飲食が制限されることがあります。指示に従いましょう。)

ビニール袋

何かと活躍する(おばちゃんみたいな考え方)。
ゴミ入れたり汚れた衣類いれたり買い物袋代わりにしたり……

暇つぶしグッズ

入院にもよりますが……
文庫本を持ってくる人が多いですね。
ちなみに出産の入院に暇はないので暇つぶしグッズは不要です。暇があったら寝ろ。

耳栓・アイマスク

周囲が気になって眠れない人は持って行くと良いです。
環境が変わると眠れないですよね。
お湯で温めたタオルを掛けるだけでも良いかも。

持って行かないもの

貴重品

盗難は意外とあります。診察や検査で病室を開けることもしばしば。
鍵のかかるロッカーがあっても過信せず、必要以上には持ち込まないのが原則です。
病院側は基本的に責任を負いません。

電子機器

かならず許可を取ってから持ち込み・使用を。
特にアロマディフューザーや加湿器などは感染のリスクや他の患者さんの迷惑になることがあるので必ず確認しましょう。

化粧品

保湿系くらいならいいですが、ファンデや口紅、マスカラ、マニキュアなどは診察・検査の妨げになることがあるので全て落としてください。
落とせないメイク(眉などのアートメイク)があるひとも検査前に必ず申告を。


個人的には荷物は最低限にしたい派です。退院の時が大変なので。
入院はあまり嬉しいことではないですが、少しでも気分が軽く過ごせるよう、持ち物も厳選していただければと思います。