ファイザーがmRNAのワクチンを完成させ、日本でも使えるようになり、医療従事者から優先接種が始まりました。

基本的には研究室に引きこもりで、外出もほとんどしなかったし、発熱外来をやる機会もないので後回しでもいいかな、と思ったりもしましたが、優先接種を逃したら次がいつになるかわからず、早期の復職を予定してたので接種することに。

ここで心配するのは、新しいワクチンと子供のこと。

一部のワクチン（風疹など）は妊娠中の接種ができないものの、インフルエンザワクチンなどは妊婦でも問題なく接種は可能。

今回のワクチンは新しいけど、アメリカやイスラエルではかなり接種が進んでいて、そのデータも出てきたりしていました。妊娠中の女性のデータも出始めてきていて、大きな有害事象はなさそうとの結果が多かったように思います。

一般論として、抗体は一部胎盤を通じて、その後は母乳を通じて母体から子供へ移行します。

その辺を考えて、子供の重症化予防にはワクチン接種は有用と判断しました。人種差を気にする意見もあったけど、それは個人差だろうと。

mRNAだから母体や胎児が感染することはないし、子供に抗体をつけるなら早めに打っといた方が良いかなと。優先接種逃したら次がいつになるか読めないし。

ワクチンを打って問題があるとすれば、副反応。

アナフィラキシーとか。めちゃくちゃ具合悪くなったりとか、早産とか。

考えたものの、20週後半になったし、なんかあったら帝王切開で出して貰えばいいや位の感覚で決めました。

胎児に何か起きたとしても、それはただの確率論で、多分ワクチンは関係ないだろう、と。

お腹の外でも生きられる時代だし。

結果として何にも無かったし、個人的には良かった。副作用もめっちゃ軽かったし。

その後コロナ陽性の母体の受け入れ困難のニュースも出たりしたから、そういうリスクもあるなぁと思ったり。

以上が個人的な感想と意見です。

この意見に賛成する人もいると思うし、反対の人もいるし、誰かの意見を否定するためのものではありません。

迷っている人に、「こんな考え方もあるんだ」と思ってもらえれば幸い。

何もしなくても、何か起こる可能性があるのが妊娠。

個人的には常に最悪の状況を考えてしまいます。

何があっても何がなくても、あなたは悪くないので、最悪のことが起こっても、自分が一番後悔しない選択肢を選べば良いと思います。

あなたの選択が一番なので。